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2016年12月20日

冬の四阿山へ(12月)

冬の四阿山へ。

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12月にはいって、雪山恋しさと、仕事の考え事のために、かねてからの宿題だった、雪の四阿山へと登ってきた。

金曜の深夜に車を走らせ、上信越道を横川SAまで。
ここで力尽き、仮眠。

明け方に起きだして、再び上信越道を疾走し、上田のインターから山へと向かう。
当初は、あずまや高原ホテルの駐車場から入山するつもりだったのだが、天気が芳しくなく、初めての山、しかも広大な雪原を通るルートはちとリスキーかなと、菅平牧場のほうへ。

百名山でもある四阿山だから、そこそこ人も入っているか・・という予想は裏切られ、、雪に埋もれた菅平牧場横の駐車場には人っ子ひとりおらず、ビュービューと雪混じりの強風が吹きすさぶだけ。

この強風と悪天候に、ちょっと心がくじけそうになったが、今日はたっぷり考え事をしなくてはならないのだ。
弱気になりそうな心に鞭をあてて、装備を整え、ひとり歩き出す。

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冬期閉鎖中のトイレの横に、登山者カードを凍える手で投函し、いざ。

舞い上がる雪に、50m先も見えないが、牧場の道路を少し歩くと、四阿山の登山口があった。

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このアーチをくぐり、しばらくは牧場の柵沿いに歩いていく。

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すでに、積雪は15cm.ほど。

しばらく歩くと、沢の渡渉だ。

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踏み跡がなくてわかりにくいルートを探りつつ、ときおり出てくる道標に援けられる。

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降雪後は誰もあるいていないようで、ノートレース。

こんな雪をかぶった笹が、完全に立ちふさがり、

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かきわけながら遮二無二登る。

上空には太陽がありそうなのだが、一向に天候のよくなる気配がない。

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大汗をかきつつ、小四阿。

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この道標、すでに小四阿を通過したのか?と錯覚してしまったのだが、どうやらこの標識のあるところが小四阿らしい。(視界が効かないので、現在位置がよくわからないのだ)

雪と笹をかきわけかきわけ、四阿高原からの破線ルートに合流。

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横風の強い稜線へ出て、さらに上へ上へと歩き続ける。

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風は熄むことなく、視界も悪いまま。

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中四阿の手前あたりで、かなり雪深くなってきて、

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ルート上のはずなのだが、膝上までもぐるラッセル。

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ゴウゴウという風の音のなかで闘いながら、うっすらと見えた道標。

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どうやら、中四阿を見過ごしたらしく、四阿高原からのメインルート合流点だ。

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そこからはほどなく、稜線へ。
左が根子岳、右が目指す四阿山。

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この標識のあたりが、広い稜線になっていて、どこがルートなのかよくわからない。
さんざん探して、一番雪深そうな稜線手前側(南側)がルートだとようやくつきとめる。

ここから若干のアップダウンを繰返し、雪に埋もれた階段をすぎると、いよいよ頂上間近らしい。

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稜線にもトレースはなく、このラッセルはなかなかにハードだ。

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11:40 完全に凍りに覆われた標識を発見。

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手袋で氷をかきわけると、ここが四阿山 2354m.の頂上だ。

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反対側から登った登山者の痕跡もなく、本日の登頂、一番乗り。

ここまで根を詰めてラッセルしてきたので、喉もカラカラ。

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頂上にある祠の石垣の影で風をよけ、テルモスのお湯を啜り、珍しくチョコレートを齧る。

10分休んでお湯とエネルギー補給で気力を取り戻したので、下山にかかるとするか。

相変わらず視界の効かない稜線をどんどこ下る。

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登りのノートレースとはうってかわって、トレースのあるということはホントにありがたい。
(セルフトレースだけど・・・)

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中四阿、小四阿、と快調に下り、樹林帯の風がこないところでやっと山めしランチ。

寒さを予想して、今回の山めしは、豆乳ラー油ラーメン。

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豆乳のまろやかな味に、食べるラー油の辛味が効いて、体が温まる。

手早く山めしをすませ、体力の蘇ったカラダで、再び下山開始。

ようやく牧場のあたりまで標高を下げてきたとき、前方上空に光が。
どうやらずっとかかっていた雪雲がきれてきたようだ。

一瞬の青空。

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登りはまったく見えなかった牧場も、すごく広いところだったのだ。

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登山口のゲートまで戻り、車道を行く。

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ほどなく誰もいない駐車場で、ポツネンと車が待っていた。

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もう一台だけ、上段の駐車場に車が停まっていて、下山時にそれらしいトレースはなかったので、きっと根子岳方面へ向かわれたのだろう。

けっこうなラッセルに苦しめられながらも、山頂まで登りつめ、無事下山できた。
考え事のほうも、頭の中である程度まとまってきたので、この後は冷えたカラダを温泉で温め、忘れないうちに手帳に書きとめておきますか。

冬の四阿山。
標高差は800m.ほどながら、なかなか登り応えのある雪山であった。
今回は、まともに風を受ける根子岳には回れなかったが、いつかまた冬の晴れた日に訪れたい山だ。

posted by げんさん at 04:25 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 山のよもやま話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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