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2016年05月18日

残雪の蝶ヶ岳へ

雪の涸沢のテント場で一晩過ごした後、夜明けの穂高を期待して早朝に起床。

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夜明けの涸沢の劇的なドラマは、いかに。


東の空が明るくなってきた。

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前穂高岳のほうに月が沈み。

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やがて、穂高の稜線に茜がさす。

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心が震えるようなモルゲンロートの雪稜に、しばし言葉もなし。

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北穂高岳にも、光があたり、

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涸沢カール全体が朱に輝く。

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この劇的な雪山の夜明けに、すっかり感動しながらテントへと戻る。

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やがてテント場にも朝の光がさし、

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あたりはすっかり光の渦の中に。

こんな天気に下っていくのはなんともなんとも、なのだが、
今の実力で単独穂高の稜線にチャレンジするのはちとリスクが高い。

(この日、多くの救助要請があったことを後に知ることとなる)

テントを撤収し、ザックを背負って、涸沢ヒュッテからテント場をふり返る。

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後ろ髪をひかれつつ、ヒュッテの下でアイゼンをつけ、半分凍った雪の斜面を下っていく。

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さらば雪の涸沢。

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アイゼンをきかせながら、サクッと本谷橋まで下り、ここでアイゼンを脱いで、一路横尾へ。

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しばし横尾のベンチで休み、槍ヶ岳方面へと歩き出すと、スグに目指す蝶ヶ岳の分岐だ。

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ここからまた、登り返す。

30分ほどがんばって、槍見台。

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槍の穂先が遠望できる休息スポットだ。

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ここから登山道にもちらちらと残雪。

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もうひとがんばりすると、いきなり樹林帯がひらけ、「なんちゃって槍見台」という見晴らしのいい広場。

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なんちゃって、というわりには、こちらのほうが圧倒的に眺めがいいではないか。

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槍ヶ岳、どーん。

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春の北アルプス、絶景満喫スポットだ。

ここからは、ほぼ雪道。
樹林帯の登りをひたすら雪を踏みしめていく。

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横尾から2時間ほどで、樹林帯の向こうに青空が見え、

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蝶ヶ岳への稜線だ。

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ふりかえれば、槍穂高の峰々。

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樹林帯がきれると同時に、雪がなくなり、夏道に。
アイゼンをはずし、蝶ヶ岳へのスカイロードを歩いていく。

と、さっきまでよかった天気が、急に崩れ始めた。

槍ヶ岳も輝きを失い、

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わずかに光のさす穂高からも、どんどん黒雲が沸き起こってくる。

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涸沢から下り、横尾から稜線までテント装備で登り返してきた身にはこたえるが、常念山脈の上空が晴れているうちに急ごう。

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カラダに鞭打って、蝶ヶ岳の山頂到着。

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常念岳のほうをふり返ると、この山域にも黒雲がひろがりはじめている。

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本来は、蝶ヶ岳のテント場でテントを張って、明朝のご来光も、と思っていたのだが、この天候の急変と強風、明日は崩れそうなのを直感し、このまま徳沢に下ることにした。

穂高の稜線からの黒雲に追われるように長塀尾根を下山開始。

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稜線をはずれたところで、雪が降り始めた。

そのままどんどこどんどこ雪道を下り、

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長塀山をすぎるころには、時折晴れたかと思うと、霰にも見舞われ、今朝の涸沢の上天気とはうって変わった悪天候に四苦八苦しながら、下山を続ける。

朝、涸沢をでてから8時間を超える行動時間になったころ、残雪がなくなり、夏道に。

上空からの雪が、雨に変わり始め、倒れこむように徳沢に到着。

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本降りになる前に、ギリギリ間に合った。
徳澤園で受付を済ませ、テントを立てて荷物を放り込んだら、ドッと雨が。(セーフ!)

今回はフライシートをもってきていなかったので、この雨では山めしもままならないなぁ・・・

しかたがないので、(ちょっと嬉しかったりもするのだけど)徳澤園のテント泊向けの夕食を予約。
あとはおでんとビールで今日のがんばりに乾杯だな。
(詳細は後日の山めし礼讃で)

朝の感動的な涸沢のモルゲンロートの雪山、なんちゃって槍見台からの槍ヶ岳の雄姿、稜線歩きに、徳沢への怒涛の下山。
なんだか盛りだくさんな山歩きであった。

posted by げんさん at 12:23 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 北アルプス 冬山 春山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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