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2010年12月30日

冬 雪山の西天狗岳へ

さて、ホワイトクリスマスに向かったのは、
冬本番、雪山の西天狗岳。


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今シーズン初の雪山で張り切ってアタックしたのだが・・・


12/25(土)、クリスマスの早暁に自宅を出撃。
しかし、中央道の小淵沢付近で早くもチェーン規制 ・・・_| ̄|○

しかし、直前にスタッドレスに替えていてよかった。

諏訪南ICで高速を降りると、あたりは一面銀世界。

西天狗岳の麓、唐沢鉱泉を目指して走るが、
林道手前でこんな状況。


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8時前に唐沢鉱泉の駐車場に到着。
さすがにほとんど車はない。

唐沢鉱泉の玄関にあった、温度計はすでに零下10℃を下回る。


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雪の降る中、装備を整え、準備運動をして
いざ、雪の西天狗岳へ。


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ここはこの夏に下山路として偵察済みなので、
天気は悪いが、久々の冬山に、意気揚々と登っていく。


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唐沢鉱泉あたりで積雪10cmくらい、
登山道を登り始めると、すぐに20cmになり、
50分ほどで尾根の分岐に到着。


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ここまでは尾根の風下側だったので静かだが、
ここからは樹林帯とはいえ尾根を歩くので、上空は轟々と風がうなり
雪がちらちらと舞う。

1時間ほど歩くと、開けた場所に出るが、
白と黒だけの世界。。。


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第1展望台もご覧の通り、標識が凍てついている。


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しかし、雪山にこれたことですっかりご満悦な私は、
意に介さず、尾根を歩き続けていると、単独行の女性が
尾根を降りてきて、ここから15分位の地点で、
あまりの強風に引き返してきたという。


むむむ・・・、きたか。


そのまま黙々と進むが、このあたりで撤退組みが多いのか
いままでわりとはっきりしていたトレースがほとんどなくなり
さきほどの女性が引き返した地点と思われるところから
ルートを探しつつ、ひざ下くらいのラッセル。

しかし、ほどなく頂上直下の大きな露岩帯にでた。

ここはちょうど森林限界で、西風をモロに受ける場所。
雪面もクラストしているところがあるし、
岩に雪がついたり、凍っている箇所があるので、
アイゼンを穿く。

その間に、4人の後続者が先に露岩帯へ突入。

強風の上に、視界が悪く、ルートがわからないようで
途中でほとんど止まっている感じ。


むむむ。。。


アイゼンを穿きおわり、ピッケルを握って、
いざ突撃。

と、ここからは恐ろしいくらいの強い風に
体がフラフラと振られ、押し倒されそう。。

ついに先行の3人組がルートがわからないのか
あまりの強風のためか、撤退。


むむむ。。。


いつもならここでかなり弱気になるのだが、
今回は決意も固く、まだまだやれる自信があったので、
かすかなルートの痕跡をみつけつつ、アイゼンを効かせて
山頂の方角を目指してじりじりと攻め上る。

露岩帯をぬけると、夏道がわかるくらいの山頂直下。
しかし、この状況で雪が飛ばされて夏道がわかるというのは、
露岩帯以上に風強いスポットだ、ということか・・・

ピッケルを刺し、ときおり風に圧されて、
膝をついたりしつつも、ついに西天狗岳山頂到着!!


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ここでようやくカメラを出せたが、ここまでは
さすがに写真を撮る余裕は皆無だった。

計画では、西天狗岳から東天狗岳を回り、
中山峠、黒百合平を経てぐるりっぷで唐沢鉱泉まで下山するつもりだったが
東天狗方面はこの通り、視界まったくナシ。


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あの強風帯に戻るのは気が進まなかったが、
やはり通ってきた道を引き返すのが一番安全なように思われたので、
潔く回れ右をして、西天狗岳山頂を後にした。

ここからは、真正面からあの強風をうけるので、
睫も凍ってしまって前がろくに見えない・・・
ルートが探せないと危険なので、
ついにゴーグルとネックげーターで完全武装。

慎重にアイゼンをきかせて露岩帯を下りきり、ほっと一息。

あとはしっかりとトレースになった雪の道を
下山していく。


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途中で切り株に腰掛け、パンの行動食をだして齧るが、
歩いていないと体が急速に冷えてくる。

そこで、今回の秘密兵器。
カプサイシンたっぷりの、「うめとうがらし茶」。


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テルモスのお湯で溶かして・・・
どんだけ辛いのかと思っていたが、味は梅の薫り高い
スッキリ味で、その奥に辛さが潜んでいる感じ。


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飲みやすく、後から胃の辺りで燃えて体が
温まる気がする。


やがて、雪の山道が終わり、


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唐沢鉱泉の駐車場へ14:50到着。

車も凍っている。。。


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さて、凍えた体で宿の受付へ。


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今日は、唐沢鉱泉で一泊、
1月からハードに働いた疲れを癒し、読書をして心静かに
一年の振り返りをするのだ。

そしていつもアップするといいながらお預けになっている
唐沢鉱泉の夕食も、次回は初公開!


(つづく)


今回の「うめとうがらし茶」はコレ。
もともとはダイエット系のアイテムなのかな?
いつもの「塩昆布+昆布茶」での即席漬けをこれでやったら
けっこう美味しそうだ。
 酸っぱ〜い!辛〜い!でもなんだかとまらなぁ〜い!うめとうがらし茶 (2.5g×24包) 2セット


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posted by げんさん at 04:45 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | 八ヶ岳 冬山 春山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
凍りついた空気と音のないモノトーンの世界を想像しながら楽しませていただきました。
実際は轟々と風の音が怖いくらいなっているのでしょうね。
昔、蔵王の山頂付近で-20℃を体験したとき睫毛が凍ったことを思い出しました。
ご無事でなにより、唐沢鉱泉うらやましいです!
良いお年をお迎えください。
Posted by アイガーママ at 2010年12月30日 20:27
>アイガーママさん
あけましておめでとうございます。
お返事が年越しになってしまってすいません。

今回は、ピッケルの黄色がなければ
ほんとにカラー写真?とおもうくらい
モノトーンの世界でした。

アイガーママさんの一年がよい年となりますように
お祈り申し上げます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
Posted by げんさん at 2011年01月01日 08:17
たいへん荒れ模様の天候の中、西天狗岳のご登頂おつかれさまでございましたm(_ _)m

零下10℃以下に、積雪20cm、睫や車が凍ってしまう状況も未知の世界でして…。
ドキドキしました。

雪山は、知識と道具と、経験による的確な判断が大切ですね。
まだまだ私は低山レベルですが、今シーズン雪山でも耐えられる、
ぶ厚い手袋と、うめとうがらし茶をまずは買おうと思いました。
Posted by とっきー at 2011年01月01日 17:09
>とっきーさん
コメントありがとうございます。

一度、八ヶ岳の黒百合平で、零下26℃のテントを経験しているので
零下10℃くらいでは驚かなくなっているのですが(笑)
今回の強風とルートの見つけにくさはなかなかスリルありました。

Posted by げんさん at 2011年01月02日 08:02
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