TOP 南アルプス 夏山 秋山 >白根三山縦走 〜北岳山荘から奈良田へ怒涛の下山〜

2010年09月13日

白根三山縦走 〜北岳山荘から奈良田へ怒涛の下山〜

2時半起床。
北岳上空は満天の星。

さあ、いよいよ白根三山縦走本番だ。

手早くパンとチャイで朝食を済ませ、テントを撤収。
準備運動をして、北岳山荘裏の稜線から
3:00にスタート。

・・・と、思ったら、暗闇の中で突然声をかけられた。

 間ノ岳へ行かれるんですか?

お互いのヘッドライトの光がまぶしく、
定かではないが、はやりの山ガールさんと思しき方。

 後ろをついていっていいですか?

とのことだったので、テント装備なので
あまり早くないですが・・・と
ちょっとドキドキしながら
(いや、きっとテント装備の重荷の登りはじめだから・・笑)
前に立って歩き出す。

真っ暗な中、ヘッドライトを頼りに歩くのだが、
昨年は野呂川越から逆コースを、
2007年には、こちらから間ノ岳を超えて熊の平へ歩いているので
道に迷うことなく、間ノ岳目指して登っていく。

途中お話をしていると、この山ガールさん、
名古屋から単独で登りに来たそうで、
時間の制約があるのだが、せっかくだから
間ノ岳にどうしても登りたいと、
真っ暗な中、ヘッドライトを頼りに
ひとりでチャレンジしようとしていたとのこと。

だんだんあたりが明るくなり始めたころ、
間ノ岳山頂へ4:30に到着。

ちょいと日の出までは時間があるが、
ここから農鳥小屋に下ってしまうと日の出がきれいにみえないので
せっかくだから、日の出を待つことにした。

5時ころ、ようやく東の空に赤い太陽が。


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南アルプスの夜明けのはじまりだ。

きれいなご来光にしばし感動。

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北岳も眠りから目覚めたようだ。


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3000mの夜明け。
なんてすがすがしい朝。


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どっしりとした仙丈岳。


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雲に浮かぶ富士山はいつ見ても美しい。


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遠く塩見岳を望み、
360度さえぎるもののない大展望。


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さて、ひとしきり南アルプスの夜明けの風景を堪能し、
最後の写真を撮って、山ガールさんに別れを告げる。


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早朝からハプニング的な縦走の始まりだったけれど
なんだか清々しいひとときだった。

さて、5:20。
奈良田まで縦走して、芦安の駐車場まで帰る身には
ちょっと山頂で時間をつかいすぎてしまったが、
一気呵成に農鳥小屋のほうへ駆け下りていく。

それにしても、農鳥小屋が小さく見えて。
南アルプスの大きさを実感する。


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農鳥岳の登りでは夏の日差しがギラギラと照りつけ
すでに滝のような汗。


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西農鳥岳の山頂からトラバース気味に
岩稜帯を越えていく。


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7:40 農鳥岳。


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富士山に続く雲海が夏山気分を盛り上げる。


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農鳥岳の頂上を後にし、大門沢の下降点に向けて
銃走路をひたすら歩く。


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大門沢下降点 8:30。
さて、ここから奈良田への、長い長いくだりのはじまりだ。


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急に稜線の風がなくなり、下界と同じような酷暑の中
ひたすら下る。
2時間下り続け、10:30 やっと大門沢小屋。

大門沢小屋からは、しばし沢ぞいにさらに下る。

こんな丸木橋に近い橋で何度か沢を渡りかえす。


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横木が一部取れた橋は、一歩間違えば
この激流にドボンだ。。。


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右岸に細々とつけられた山道を延々とたどり、
尾根を回り込んで、発電所のつり橋を3つ渡ると、
ようやく林道。

この間、残念ながら写真を撮る余裕もなく
ひたすら爆歩。

最後の力を振り絞って、フルスピードで歩き続け、
13:20、トンネル横のバス停に辿り着く。

奈良田から縦走の出発点、広河原への最終バスに
なんとか間に合わせることができた。

早朝3時から行動開始し、10時間あまり。
これで白根三山の縦走は終わり。

やりきった充実感と、終わったという脱力感。
広河原に向かうバスに揺られながら、
温泉とビールのことだけが
アタマに浮かんでは消えていくのであった(笑)



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posted by げんさん at 04:45 | 東京 ☀ | Comment(6) | TrackBack(0) | 南アルプス 夏山 秋山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
10時間ですかぁ〜〜〜。
13:20到着とは言え、10時間。
ハードですねぇ。(^^;)
温泉とビールが待ってないと、出来ませんね。(笑)

単独行の山ガールさんと、素敵なお話はなかったんですか?
Posted by akemi at 2010年09月13日 13:48
>akemiさん
コメントありがとうございます!

行動時間もさることながら、やはりこの夏は
酷暑に負けそうになりながらの縦走でした。

ほんとは奈良田で温泉とビールにしたかったのですが
宿が全然とれなくって・・・

素敵なお話は・・・
ご想像におまかせします(爆)

Posted by げんさん at 2010年09月14日 04:47
お疲れさまです♪
白根三山のこのルート、今年は2泊の時間が取れなくて諦めた計画だったので、
わくわくと読ませていただきました(^^
私は絶対1泊じゃムリ〜。
健脚も羨ましいですけど、起床から朝食とテント撤収を30分で済ませる
その早業のコツを、いつか教えてくださいませ。
Posted by To-ko at 2010年09月14日 22:14
>To-koさん
コメントありがとうございます!

今回は、13:30のバスで戻ってくる、という
試練があったので、朝もかなり手早く
撤収できました。

肉体的にも精神的にも
けっこうハードでした(笑)
Posted by げんさん at 2010年09月15日 05:01
朝日が綺麗ですね。そして豪快な南アの稜線、私も
間ノ岳や農鳥岳はガスの中で周りが良く見えませんでした(笑)
大門沢の下りは長いですねー。最後のつり橋を渡り奈良田が見えてくるとひとりでに笑顔になりましたヨ。
Posted by ケン太 at 2010年09月15日 23:29
>ケン太さん
コメントありがとうございます!
お返事遅くなってすいません。

こんかいの白根三山はお天気に恵まれました。
(恵まれすぎて暑かった・・・ですが)

稜線歩きの長いのは気落ちいいですが
下山路の長いのはなかなか厳しいですねー。
ホント、あのつり橋がでてきたときには
ガッツポーズしそうになりました。


Posted by げんさん at 2010年09月20日 12:08
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