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2006年03月24日

冬の八ヶ岳 硫黄岳 蓼科山はしご登山2日目 いよいよ硫黄岳へ!

昨夜のJAZZなテントの夜が明け、
いよいよ硫黄岳への正面突破リベンジの日がやってきた・・・

<2006年3月20日>
 赤岳鉱泉 → 硫黄岳方面往復 → 美濃戸口


3:30起床。
外は月明かりであかるい。
昨夜の塩豚鍋にきしめんを入れて朝飯。

4:50テントを出て出発。
小屋の前にある温度計は零下18℃。
アイゼンをつけ、月明かりとヘッドランプをたよりに歩き出す。

無音。静寂の世界。
月明かりにぼうっと阿弥陀岳が浮かんでいる。
赤岳もまだ眠ったままだ。

しばらく順調に高度を稼いだが、赤岩の頭まで
あと標高差100mくらいの地点でトレースが消失。
いつものように横岳側に斜面をトラバースしてトレースを
見つけようとしたが、どんどんハードなラッセルとなる。

2月に発生した硫黄岳での大きな雪崩の跡。
どうも道が完全に消失したらしい。

トレースのあった地点まで引き返し、
少し考えた末、尾根を直登することにした。
風がキツく、顔が凍える。

尾根は雪が風で飛ばされていて、アイゼンがよく利く。
一歩一歩慎重に登る。

もう少しで赤岩の頭、というところで、雪深い斜面を
トラバースしなくてはならない場面に遭遇。
ほんの20m程度だが、
雪崩の跡を見ているだけに緊張する。
しびれるほどの気合が全身を走る。

稜線から赤岳.jpg


トラバースを終え、赤岩の頭へ最後の雪壁を越える。
いつもながらココは氷壁気分を味わえて楽しい。

稜線にあがったとたん、そこは烈風の世界。
たっているのがやっと。

赤岩の頭から赤岳.jpg


硫黄岳の頂上を目指して歩き始めるが、
強烈な風に立ち止まる。
いままで何度か登っているが、これほどの
風速は未経験。少し危険を感じる。

硫黄岳強風.jpg



しばらく風の具合を見ていたが、
弱まる気配なく、残念だがここで撤退を決意。

まだまだ未熟。
いやいや他人に迷惑を掛けないのが単独行をする
山屋の信条だ。
自らの力を超える冒険はいけない。

さきほどから阿弥陀岳付近をヘリが旋回している。
遭難救助のようだ。
(下山後に3人遭難の報を知る。)

少し気を落としていたが、
やれるだけやった満足感。

またリベンジしにくればいい。

(冬の八ヶ岳硫黄岳・蓼科山はしご登山 は続く・・・)


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posted by げんさん at 08:35 | 大阪 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | 八ヶ岳 冬山 春山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「冒険とは生きて帰ること」ですよね。
立派な判断だと思います。
頂上まで行かずとも、素晴らしい景色です。
(ふだんはかさ☆)
Posted by あじこ at 2006年03月24日 17:25
あじこさん
コメントありがとうございます。
確かに。
景色はサイコーでした。
明日の私を見ていてください(笑)
Posted by げんさん at 2006年03月25日 03:14
こっ、こんななんですか!
もう自分には、同じ日本の中にあるとは思えないような超・別世界です(月面着陸風景を見ているような・・・)。
写真見ただけでしびれています。
Posted by わだ at 2006年03月25日 08:28
わださん
コメントありがというございます。

自分でも写真見返して
けっこうビビッてしまいます(笑)
東京から車で2時間、徒歩5時間くらいで
この風景はゲット可能です。
(けっこう辛いこともありますが・・・)
Posted by げんさん at 2006年03月27日 08:25
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