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2006年02月20日

長良川ツアー顛末記 激流に翻弄されるの巻 (前篇)

Back to the NAGARA-RIVER
〜長良川ツアー顛末記 激流に翻弄されるの巻〜 前篇


1990年10月。
ある金曜日の夜、名神高速大津SAに怪しい面々が集結。
今回は89年秋、90年春の2回にわたる我々の挑戦をいともカンタンに退けた、
激流長良川にリベンジするツアー、
題して、“Back to the NAGARA-RIVER PART2” である。

AM3:00岐阜県郡上八幡到着。とりあえずウイスキーで乾杯し、
お互いに明日の健闘を誓う。

昨夜来の雨はやんだものの、すっきりしない朝を迎えた。
長良川でのツアーはいつも天候に恵まれない。
長良川と吉田川の合流点で艇を組み立てる。
(折りたたみ式のカヌーなのだ)

このスグ下流は、89秋のツアーで
出発2分後に挑戦者4名全員が飲み込まれた「現場」だ。

S氏とE氏がS氏の2人艇に、私は自らの1人艇に乗り込み出発。
 
件の瀬にさしかかる。ドーンと1mほど落下したかと思うと、
今度は返し波に突っ込み
目の前が真っ白になった。
ふと視界がひろがると大岩が現れる。
うまくかわして第一関門をクリア。

nagaragawadeainose.JPG

続くS艇もなんなくクリアし、雪辱を晴らした。

コレに気分をよくしたのか、
少し下流のテトラの瀬でS艇が横転。
そもそもカヌーでひとの“沈”を見るのは大変愉快なことだが、
このときは大きな難関をクリアしたあとだけに、
微笑を禁じえず、ニヤニヤしながら
流出した帽子やサンダルを回収。
(しかし、迂闊な私は笑っていられるのが
 ココまでだということに気がついていなかったのである)

昼前に、90春の最終到達点である相生の橋にさしかかった。
この橋の下は岩が複雑な水路をつくっており、なかなかの難所だ。

まず私が岩のひとつにひっかかり身動きがとれなくなった。
ふと横をみるとあとのふたりが艇とともに流されていく。
ここで気が抜けたのか、
バランスを崩して瀬の中をもみくちゃにされて通過。
なんと水のキレイなことよ。
 (本当は“なんと冷たいことよ”の意)

ここで一旦上陸し、お昼にする。
橋のたもとの喫茶店に入ろうとするが、3人とも全身ズブ濡れなので、
遠慮して店の外で食べるつもりでいた。

が、喫茶店の女主人は親切にもカウンターに座らせてくれた。
名物“味噌カツ定食”を注文し、女主人さんと話しをする。
我々は長良川のように水のきれいな川へ来ると、瞳を輝かせ
「きれい、きれい」と連呼してしまうのだが、
その清流のすぐそばにすんでいる
女主人さんにはあまりピンとこないようで、
こんな寒い雨の日に川を下っている我々を
相当な物好きだと思ったに違いない。

相生を後にして再び戦闘開始。
大小の瀬が連続する。
水のパワーはそこらの川とはくらべものにならないくらい凄まじく、
圧倒的だ。

1mくらいの落ち込みでバランスを崩したら大波に叩かれ、あえなく沈。
パドルを掴み、艇を押して泳ぎながら岸に辿りついたが、
S艇もひっくり返ったようで、艇がふたつの大きな岩の間に挟まっている。

泳ぎ着いたふたりとともに艇を救出。
しかし、これまでの沈でだいずん体力を消耗したようだ。

ここまできたら意地である。
凍える体にムチ打ち、水をかい出して再び激流に乗り出した。

しかし、そんな我々に長良川は容赦なく次の攻撃を加えてきた。

瀬に入ったとたん、電流がはしった。「!!手強い・・・!!」
全身に緊張感がみなぎる。

その瞬間左右からの大波に呑みこまれ、
アッというまに艇から放り出された。
渦に巻き込まれながら、
かすかな期待をよせて後のS艇を振り返ったが、
白い船腹とふたりの頭が浮き沈みしているだけで、
自艇もどこへいったかわからない・・・・・。

(後篇へ続く・・・)

長良川の川下りの参考に
「日本の川を旅する」オススメです。


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posted by げんさん at 08:26 | 大阪 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 川下り(カヌーツーリング) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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